テーピングの近年の流れ

リハビリテーションの分野ではこのスポーツテーピングの利点を生かし、固定という欠点を補った、ファンクショナルテーピングというのが考案されました。当時のテーピングの主たる目的としては、関節固定によって患部を安静にすることでした。しかしスポーツ動作では関節を固定してしまうと、パフォーマンスを低下させてしまいます。現在では当たり前の考え方となっていますが、1998年に発表されたファンクショナルテーピングは必要な関節運動のみ制限し、可能な限り自然な関節の動きを可能にするよう、当時では画期的な考え方でした。本法は、理学療法士である川野哲英先生が考案し、理学療法士の携わるスポーツ現場ではテーピングの基礎として現在も行われております。

 

キネシオテーピング・スパイラルテーピングの誕生

 

またカイロプラクティックの分野では痛みに対する画期的なテーピング、キネシオテーピングが生まれました。毛細血管、毛細リンパ管を流れる体液をスムーズにし、筋肉のアンバランスを改善するというものです。加瀬建造先生が考案したテーピングは接骨院などの治療場面では主流であり、今や世界的に広まっております。
リンパ液の流れを客観的に評価するのは難しいですが、テーピングを貼付することで、皮膚を持ち上げ、リンパ管やリンパ節へのストレスを軽減する、という理論は分かりやすいです。また、固有感覚受容器を粘着刺激していること、皮膚の持ち上げによる皮膚可動性の改善など、本来のキネシオテーピング理論とは異なる部分で効果を発揮している可能性があります。
 
1990年代には、田中信孝先生が、東洋医学の徒手療法から考えたスパイラルテーピングが一世風靡し、駅伝、マラソン選手や高校野球など幅広く広まりました。格子状のテーピングを痛みと関連ある違う場所に貼付するもので、針灸の代用が可能といわれております。

 

生活テーピングの誕生

 

2000年に入ると、数々の簡易テーピングが各メーカーから販売され、手軽に巻けるテーピングが広まりました。
中でもニチバン株式会社の齋藤隆正先生が考案したセラポアは別名「生活テーピング」とも言われ、スポーツ選手のみならず、高齢者でも簡単に効果があるテーピングといわれております。

 

さらにKTテーピングが2008年に販売されました。2008年の発売からわずか6年で、米国のキネシオロジーテーピング売上1位を達成し、世界で初めて合成繊維100%を使用したその機能性が日本を含め世界70カ国以上で愛用されています(KTテーピングHPより)。カラフルなテーピングが好評で、チームカラーに合わせて貼付したり,テーピング自体に名前やロゴを入れるなど、テーピングの概念を変えました。

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