テーピン貼付時の注意事項@

テーピング貼付時の注意事項1

 

テーピングを貼付する前

 

テーピング貼付部位を必ずチェックして下さい.皮膚に傷がある場合には使用できません.また過度な乾燥肌の方にも貼付は注意が必要です.テーピングを剥がす際に角質ごと剥がしてしまい,皮膚トラブルを招く恐れがあります.近年,次世代テープとして,ハイドロゲル(水ゲル)を用いたテープが開発されています.これは乾燥肌の方にもある程度貼付することが可能と言われています.
 
過度な腫れがある場合も注意が必要です.テーピングを巻きすぎて血流が損なわれる可能性もあります.
 

 

テーピング貼付後

テーピングを貼付した後,必ずチェックしていただきたいポイントがいくつかあります。それを怠ると取り返しのつかない事態にもなりかねません.

 

シワの有無

貼付後シワができていなかチェックする必要があります。シワができると強度が落ちたり、かぶれの原因にもなります。また足底にシワができると靴の中に石ころが入っているような状態となり、非常に違和感を覚えます。シワがあれば面倒でもやり直すくらいの気持ちが大事です。上からシワを消しても意味がありません。

 

血行状態のチェック

テープのテンションが必要以上に強く、血管を圧迫してしまうと血流が悪くなります.その状態が続くと、痛みや冷感、皮膚の色の変化などを認めます。さらに血流不全状態が続くと関節運動ができなくなったり、ひどい場合は壊死(組織が死ぬ)状態に陥ります。そこまで放って置く人はいないと思いますが、急性期は受傷による痛みもあるため,二次的な痛みと混同してしまう場合があり,特に注意が必要です。

 

違和感の有無

スポーツ選手でも高齢者でも、テーピングをすることで現状より動きやすくなるというのが大前提の話です。テーピングで正常な動きができなくなり、思うようなプレーができないならテーピング施行の意味すら問われます。つまり装着後に正しい関節運動が阻害されていないか、変な違和感がないか、十分チェックが必要です。その人に合った正しいテーピングを貼付できれば,手足がすごく軽くなったり,支えやすくなったりします.固定を優先にすることで,違和感が生じる場合もありますが,出来る限り動きを優先できる方法が望ましいです.
 
一方,当然ですが,制限したい部位が十分な固定性、制動性があるかもチェックする必要があります。

 

使用時間のチェック

対象者がどれくらいの時間、テーピングを使用するかも重要なポイントです。激しいスポーツ、例えばサッカーなどで前後半がある場合はテーピングが緩んでいる場合があるので、休憩時間で巻き直しの必要性があるかもしれません。
 
また高齢者のように、比較的長い時間貼付する場合は通気性がよい素材を使い、貼付時もかぶれ防止の方法をとる
必要があります。基本的には就寝前にはテーピングを剥がしましょう.寝ている時にテーピングをしていても基本的には効果はありません.ごく稀に治療的な目的でテーピングを長時間(就寝時も)使用することがありますが,皮膚トラブルを避けるためにも剥がして下さい.
 
 
重篤な障害を防ぐために

 

 

1.循環障害

 急性期で腫脹が強い部位では,張れの逃げ場をつくるようにしま足関節捻挫の急性期のオープンバスケットウィーブ).手足をテーピングで一周する場合には,きつ過ぎないように末梢部の循環障害に注意が必要.テーピング初心者に陥りやすいのが,グルグル巻きにしてしまうことです.このグルグル巻きは,通称「ラップ巻き」と呼ばれており,テーピングの起源である,傷ついた兵士たちに用いた方法です.その方法を現代も使用しているトレーナーや医療従事者がいます.確かに簡便で,痛みは軽減しますが,循環障害や運動障害を引き起こすため,テーピング上級者はほとんど使用しない方法です.

 

 

2.神経障害

 神経が皮膚の浅い部分を走行している部位のテーピングでは,神経を避けるかパットをあて,神経圧迫による麻痺を避けるようにします.特に上腕後面(橈骨神経),肘の内側(尺骨神経),膝の外側(腓骨神経)などは注意が必要です.

 

3.筋肉,腱の障害

 筋肉や腱の部分を横断するようなテーピングをする際には,筋肉の圧迫による循環障害,腱の圧迫による腱炎,腱鞘炎を予防するために,筋肉や腱を緊張させた状態でテーピングをしたり,パット,伸縮性テープを用いるようにします.また,循環障害同様,逃げ場を作ることも大事です.

ラップ巻きで,筋肉の圧迫しすぎる可能性もありますので,注意が必要です.

 

4.関節の動きと靭帯の走行に注意

 関節の周りに効果(必要)のない多くのテープを巻くのではなく,制限しなくてはならない動きを確認し,解剖学的靭帯の走行を考慮した上で,効果的なテーピングを行います.固定する強度,関節保護をしないといけない時期などもちろん考慮する必要はありますが,非常に多くのテープを貼るケースがあります.限りなく少なく,必要最小限に止めましょう.本サイトでは,テーピングを「巻く」という表現は避け,「貼る」にしています.これは,そのような意味も込められています.

 

5.皮膚の状態の把握

 ,汚れ,軟膏などは石鹸で洗うか,ベンジン(アルコール)でよく拭き取り,テープが接着するようにします.体毛が多い場合は剃毛し,テープのずれ,除去するときの不快感を和らげるようにします.皮膚が敏感でかぶれやすい場合,アンダーラップを使用してください.

 
 
 

テーピングの貼付前後で必ずチェックするようにしてください。 

 特に神経障害、血行障害には注意しましょう。  

しわができているのも注意が必要です。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 


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